3歳頃から中学校卒業まで話せなかった私が伝えたい、場面緘黙症(かんもく)症のこと

場面緘黙症とは?

あなたの周りに

「この子、どうして喋らないんだろう?」

「この子の声、聞いたことないかも…」

そんなふうに感じる子はいませんか?

必ずしも性格の問題とは限りません。

そこには、場面緘黙症という状態が関係してることがあります。

本人の意思とは関係なく、不安などが原因で特定の場面になると話せなくなってしまうのです。

私自身、3歳頃から中学を卒業する約13年間

幼稚園や学校といった

話すことを求められる場面」で話すことができませんでした。

家ではうるさいくらい声が出るのに、外に出ると声が出なくなってしまう、、、

当時、私はその状態が精神障害だとは知らずに過ごしていました。

「場面緘黙症」という言葉を知ったのは、25歳頃にテレビ番組を観ていた時に偶然知りました。
当時、ものすごく悩んでいた声が出せないという不思議な感覚の正体の輪郭がハッキリした瞬間でした。

この記事では、場面緘黙症とはどんな症状なのかを、私の体験を交えながらお話しします。
まだあまり知られていないこの症状について、「こんな症状で悩んでいる人がいるんだ」と知ってもらうきっかけになれば嬉しいです。

目次

場面緘黙症とは?

家庭では自由に話せたり、話すことができる機能や能力があるのに、園や学校などのように話すことが求められる場所や状況になると言葉が話せなくなってしまう症状です。

選択性緘黙症」とも呼ばれています。

これは本人が意図的に話さないのではなく、強い緊張や不安から声を発することができない状態になります。

人によっては話せないのと同時に身体が思うように動かせなくなり固まってしまうこともあるなど、症状の現れ方や程度には個人差があります。

この場面緘黙症についての認知度は低く、人見知りや性格の問題だと誤解されがちです。

実際、私も当時は「すごく恥ずかしがり屋な子」「クールな子」と周りから見られて長い間過ごしてきました。

『話さない』のではなく『話せない』

当時、よく言われていたのが

なんでしゃべらないの?

という言葉でした。

理由を聞かれても私自身、はっきりした答えはありませんでした。

とにかく声が出ない!この感覚だけが私の中にあって。

私にとってそれが普通の状態だったので、

理由を聞かれるたびにどう答えればいいのかわからず、ただ困惑していました。

でも、当時のことを振り返ってみて思うのは

話さない理由があったのではなく、

話せない状態にあった、ということです。

頭の中では答えも、言いたいこともちゃんとありました。

けど、声にしようとした途端、喉にブレーキがかかるんです。

「話さない」のではなく「話せない」が私の中で起きていた状態でした。

『話せない状態』になっていた時の私

私は、家では普通に家族と会話をすることができました。

弟とはよくケンカして怒鳴ることもありました。

でも、幼稚園や学校に行くと急に声が出なくなるんです。

話しかけられたら言葉を返したい。

言いたい言葉はちゃんと頭の中に浮かんでるのに。

それなのに、声を出そうとすると、喉の奥でクッと何かがつかえるような…フタがされたような感覚になってしまって、どうしても言葉を出すことができませんでした。

私が主に話せなくなってしまった場面

▶︎幼稚園や学校で話しかけられても返せない

▶︎その場に同級生がいると声が出せなくなった(例えば、親と買い物に行った先で偶然同級生に会った時など)

困りまこま

当時、一つ上の幼馴染の子がいて、その子とは普通に話せてました。
でも、学校で会った時はどうしても声が出なくて辛かったです。

話せない状態になっている時は、とにかく「しゃべってる姿を見られたくない」という気持ちが強くありました。

恥ずかしいからしゃべれない?どうして?
確かに恥ずかしいっていう感情はある。
でも、それだけが原因ではない理由のわからない感覚がいつもここにある。

そんな疑問が私の中で何度もグルグル巡っていました。

話さず大人しくいる姿は何も考えていなさそうに見えていたかもしれませんが、
私の頭の中では、色々な感情が目まぐるしく動いていました。

私の体験談を通して

私の場面緘黙症は3歳頃から小学校、そして中学を卒業するまで続きました。

次の記事では、私自身が場面緘黙症として過ごしてきた日々についてお話ししていきます。
実際にどんな場面で困っていたのか、どんな気持ちで過ごしていたのか。

同じように悩んでいる方や、理解したいと思っている方のヒントや参考になれば嬉しいです。


ここまで読んでいただきありがとうございます!

⭐︎シェアしてね⭐︎
  • URLをコピーしました!
目次